上記神川町の養豚場は2003年突然養豚場建設が始まり、地元住民は悪臭発生の懸念から
本庄の農林事務所に対して設置許可の取り消しを何度も要請してきましたが建設が強行さ
れました。住民は反対看板を建てるとともに養豚業者と2003年2月9日付けの「地元の生活
環境に悪影響を与えない」といった「養豚場開設に伴う誓約書」交わしました。
建設直後悪臭の発生はさほどなかったので看板は撤去されましたが、年を追う毎に悪臭がひどくなり、2019年は最悪な状況となりました。この間、上里町・神川町を通じて改善を求めてきましたが、一向によくなりませんでした。
2019年9月0日熊谷家畜保健衛生所に問い合わせてみましたところ『以前より当該農場に立ち入り、「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」(以下家畜排せつ物法)に基づき家畜排せつ物が適正に管理されていることを確認しています。
これまでのところ、適切に管理されており家畜排せつ物法上の問題はありませんでした。
また、悪臭については、「悪臭防止法」に基づく指導権限を市町村が持っており担当することとなっていますが、当該農場立ち入り時に、当所からも臭気対策の技術的な助言を行っています。』と言った回答でした。
指導権限を持つ神川町役場に問い合わせてみたが「悪臭防止法に基づく条例」もなく、町自体での取り締まりには限界があると思われました。
一番の問題は悪臭の発生源が神川町で経営者が神川町に在住し、季節風の関係で悪臭が神川町ではなく上里町に流れるという構図です。
このような状況で住民は集会を開き再度悪臭反対の看板を立てました。
埼玉県は2019年10月11日、本庄市の養豚場で飼育されていた豚12匹が豚コレラに感染していたと発表した。秩父市、小鹿野町の農場に続き、県内では3例目。県は緊急対策本部会議(本部長・大野元裕知事)を開き、本庄市の養豚場の224頭と、管理者が同じ神川町の養豚場の1860頭の計2084頭を殺処分する方針などを決めた。
2019年10月21日防疫措置が完了したことにより悪臭の発生が終わりました。しかしながら豚コレラ(豚熱)が収束するに伴い当該養豚場は再開され徐々に悪臭を発生し始めました。
養豚場における悪臭は適正に管理することにより低減することが実証されているので業者の誠意を見せてほしい。