4.スゴー運送産廃処理施設反対活動(2014.11.20~2015.1.11)


 (1)平成26年11月20日 産業廃棄物処理施設の建設計画が上里町に提出され,直ちに設置予定地の嘉美の環境を守る会が設立された。隣接区長連名の陳情書を上里町町長・議会議長あて提出した。

 (2)(1)を受けて,上里町議会・上里区長会は全会一致で反対決議が採択された。

 (3)平成26年12月11日 紛争予防条例による審査委員会が開催され,本庄市会議員・地元区長・反対団体など30人ほど傍聴した。
  ・まち整備環境課長の計画書概要説明後,審査委員によるスゴー運送関係者及び処理施設メーカーのキンセイ産業に対する質疑応答があった。計画書に多くの不備があることが指摘された。
  ・設置予定地から概ね2km圏が指定地域に設定された。

 (4)12月22日 関係地域区長会開催
   審査委員会と同様に,まち整備環境課長の計画書概要説明後,スゴー運送関係者及び処理施設メーカーのキンセイ産業に対する質疑応答があった。大反対の大合唱であったが,大きな論点は以下の内容であった。
  ・成人式や行事の多い日に住民説明会を開催する意図
  ・子供・教育関係者を含む全ての住民に伝える努力が必要
  ・業者からの毎戸配布予定資料に「産廃」の文字のない「焼却設備」とした意図
  ・搬入路の狭さ
  ・福島の産廃の運送許可を持ちながら,放射能の説明がないこと
  ・工業団地が売られた時「迷惑をかけない企業を誘致する」と埼玉県が約束をした経緯
  ・有毒物は基準以内でも被害を起こすこと
  ・竜巻などの異常気象が起きた時のリスク

 (5)説明会の模様
  平成27年1月11日(日)上里町多目的スポーツホールにて,14時からと17時からの2回開催され,前半約400人,後半約100人の住民が参加した。
  質疑内容
  ・環境影響予測結果報告書の気象観測基準位置が,地形の全く違う寄居となっていること
  ・金久保における破砕設備計画の断念について
  ・ダイオキシン,高濃度放射能,環境ホルモン(内分泌攪乱物質),断層の危険性
  ・従業員の正社員・非正規の割合,熟練したオペレータの必要性,保険会社について
  ・土地購入費用について?約5,000万円,95%融資との回答
  ・同じ規模の施設?埼玉に1つ,久留米に1つと回答
  ・耐震性?震度7までOKと回答
  ・児玉工業団地内の産廃施設タカヤマで熟練者が不在の際,未熟練者の誤操作により異臭発生について。同社と年2回説明会開催
  ・この施設の償還期間?15年と回答
  ・定期検査について?法的にはないが,メーカーが年1回50万円~500万円かけて整備予定と回答
  ・産廃従業員の健康状態は?
  ・放射性物質のスルーは認められない。放射能の検査方法は?
  ・計画書の地図の出典?方位の違い,詳細図と見取図との違い
  ・排水がないのはなぜか?
  ・装置全体の重さは? 約250トン,SS400使用と回答
  ・係数評価を知っているか?
  ・ダイオキシンの危険性の指摘,児玉工業会50社5,000人の生活基盤の破壊
  ・農業者は皆反対,福島の事故での風評被害
  ・福島で産廃運送業の認可を受けているのか?現在は失効していると回答
  ・気象変動が大きく,予期せぬ事故が発生しやすい
  ・共栄の本社建設直前,夕刻敷地内にユンボ2台で大穴を掘り何かを埋めたこと

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