山下ゴム埼玉工場(児玉郡上里町大御堂)で火災発生

   2006年12月16日0700頃,上里防災無線で「山下ゴム火災」との広報が聞こえ,飛び起きた。現場に急行すると工場の中央あたりから白い煙がもうもうと立ち上がっていた。(写真参照)町長,議会議長,助役,課長等上里町幹部を始め,多くの町民が心配で駆けつけ,様子を見守った。幸い広域消防・地元消防等の活躍で鎮火した。

 この工場は,山下ゴムが1986年 埼玉県児玉郡上里町に埼玉工場として建設したものである。作っている物は, 主に自動車ゴム部品である。

 操業以来,悪臭を出し続けている。春・夏・秋の南風の吹く時期は,北側の畑で働いている人の多くは悪臭のため,そこで働くのを大変嫌がっている。また季節風の吹く冬は,隣接する長久保公園で悪臭を感じる。再三行政に訴えても改善の兆しがなかった。

 最近,自動車業界は空前の好況で,山下ゴムも工場の拡張を図り,2005年周辺の用地を買い取った。その際地元への説明会(1.日時   9月23日(木)13時30分~ 2.場所   東大御堂集会所 写真参照)の席上,新たに公害防止設備を導入するので,今後悪臭は出さないと明言した。しかしながら周辺で悪臭を感じる状況は変わっていない。

 山下ゴムは,この火災事故を契機に,生産一辺倒でなく地域と強調して操業するようお願いしたい。

 行政当局は,今回の火災発生に伴い何らかの指導を行うと思われるが,悪臭防止についても十分指導してほしい。

火災の状況           消火活動



説明会場            説明資料